ごあいさつ
このたび尊敬する石井一先生が始められた日本ジャズ音楽協会の会長に就任することになりました。石井先生は“国会の暴れん坊”といわれる一方、政界一のジャズ通を自認しておられました。レコード会社の社長をしておられた父君の影響で、甲南大学在学中はバンドを組んでテナーサックスを吹き、政治家になってからは赤坂あたりのピアノバーで演奏されたり、生涯ジャズを愛しジャズ界の振興発展に努力されました。小生が議長職にある時、石井先生が私に熱い心をもってその思いをお話しされたのです。私は音楽が好きです、そしてその事を石井先生はどこからかお聞きになったのでしょう、日本ジャズ音楽協会設立の趣意を熱意を込めて伝えて頂き感動致し、その御縁で就任を御引き受けした次第です。微力ですが日本のジャズ界の振興とミュージシャンの皆様方、更なる御活躍の為に努力をさせて頂く決意ですので、今後とも日本ジャズ文化の為に皆様方の御力添え出来れば本望です。
一般社団法人 日本ジャズ音楽協会
会長 大島理森
一般社団法人 日本ジャズ音楽協会
会長 大島理森
ジャズが好きでレコード会社に入った身としては、大きな不満がひとつありました。それは毎年表彰される国の褒章、勲章を初めとして各種の賞の対象にジャズ関係者が非常に少ないという事でした。ある年米国ジャズ・ツアーにご一緒した、ご自身もジャズ・ファンであられた元国務大臣の石井一さんと相談して、一般社団法人日本ジャズ音楽協会を設立しました。本パンフレットにある様に毎年協会自身が、大賞を初めとしてジャズ関係者を表彰致します。私どもの表彰実績をもとに、文化庁などの公共団体のみならず、近年で言えばJASRACといった各種団体も、ジャズ関係者を表彰の対象にしております。
この度健康上の理由から顧問となり、大島理森氏に会長職をお引き受け頂きました。
顧問 佐藤 修
この度健康上の理由から顧問となり、大島理森氏に会長職をお引き受け頂きました。
顧問 佐藤 修
我が国の芸術文化振興に貢献のあった方々への国家褒賞制度は、日本の伝統文化に偏りがちでした。文化勲章の音楽関係受賞者に即せば、2023年10月現在洋楽関連では評論家の吉田秀和、指揮者の小澤征爾など3氏に過ぎません。これを是正すべきだと立ち上がったのが石井一前会長です。このたび協会顧問に就任する佐藤修元レコード協会会長と語らい、まず民間で褒賞制度を作りこの結果を以て文化庁に推薦するルートを切り拓いたのです。日本のジャズの歴史も100年を超え、ミュージシャンの技芸は世界水準に達しており、褒章に値する人物も多い現在、大島新会長のもとでこの運動をさらに活発化させ、日本ジャズの実力を内外に知らしめたいと考えています。
理事長 小針俊郎
理事長 小針俊郎